何が原因?血圧が下がらない人の問題とは?
生活習慣病であり、現代病や国民病ともいわれる高血圧。
時代が発展してくるのと同時に、高血圧と呼ばれる人は増加傾向にあります。
なぜ高血圧と呼ばれる人たちが増えたのでしょうか?
また、高血圧の原因や高血圧の人が抱える問題をまとめました。
高血圧とは
高血圧は血圧の値の最高値が140mmHg以上で最低値が90mmHg以上の場合のことを言い、正常の値を越えて高い状態で維持しているときのことをいいます。
高血圧は病気として定められている訳ではありませんが、高血圧であることが引き金となりさまざまな病気になってしまう可能性があるため安心はできません。
高血圧が原因で引き起こされる可能性のある病気は、脳卒中や脳梗塞、大動脈瘤など、どれも大変な病気です。
なぜ?高血圧の人が増えた訳
近年、昔と比べて高血圧の人が増えてしまってのは何が原因なのでしょうか?
それは食生活の変化や生活習慣の変化によるものが大きく関わっています。
運動量の低下
現代人は昔の人たちに比べると運動量が少ないといわれています。それは技術の進化と発展と共に生活が楽になっているからです。
今となっては車やバス、電車での移動は当たり前ですね。ひと昔前までは、このような便利な乗り物などはなく、多くの人は日常的に多くの距離を歩いていました。
また、現代人はパソコンなどを使って座りっぱなしのデスクワークが多い中、昔の人の多くは農作業などをしてカラダを動かす仕事をしている人が多くいました。
時代がもっと前にさかのぼれば、食糧でさえも狩りをしていた時代に比べて、私たち現代人は近くのスーパーやネットショッピングなどあまりカラダを動かさなくても容易に食料が手に入ります。
食事の多様化
ご飯に味噌汁、副菜などバランスの取れた一汁三菜といわれる日本人の和風の食卓から、現代は大きく変わり洋食を食べる機会も多くなりました。
洋食はお肉をたくさん使ったステーキやハンバーグ、手軽に食べれるパンやハンバーガーなど和食にはないおいしい料理がたくさんあります。
また、冷凍食品や加工品なども増え、コンビニなどでも保存食からお弁当まで簡単に購入することができます。
共働きの家庭が増える中で、簡単で美味しい食べ物は魅力的で、また容易に手が出てしまいます。その結果、塩分の過剰摂取が問題となり高血圧の人が増えているともいわれています。
生活習慣の乱れ
現代人は、仕事や人間関係による過労やストレスでも生活習慣も乱れがちです。
睡眠不足やストレスとも高血圧は大きく関係しているともいわれています。血圧は交感神経と副交感神経のバランスによってコントロールされています。
睡眠不足やストレスによって自律神経が乱れてしまい、交感神経が優位になることによって血圧が上がります。
また、喫煙や飲酒も血圧を上げる原因になるといわれています。
たばこを吸うことにより、血管が収縮してしまうため血圧は上がります。また、飲酒は少量なら逆に血圧を一時的に下げるともいわれているのですが、飲み過ぎてしまうと血圧の平均値が高くなるといわれています。
生活習慣の乱れは様々な要因が相互して引き起こされます。ストレスをなるべくなくし、心が整うことで生活習慣も整ってくるでしょう。
高血圧は自覚症状はあるのか?
高血圧は、あまり自覚症状はないといわれています。
しかし頭痛やめまいを感じたり、耳鳴りが起こる場合があり、このような時はまずはじめに高血圧の可能性があるかもしれないということを覚えておいてください。
自覚症状がないので治療は難しいと思うかもしれませんが、病衣やフィットネスジムなど最近では血圧計が設置されているところはたくさんありますし簡易的な血圧計も手ごろに売られています。
高血圧は関係ないだろうと甘く見ずに、定期的に測定することを心掛けていきましょう。
気づくのが遅れ、高血圧の治療をしないでいると知らないうちに血管や心臓にたくさん負担がかかってしまい、脳卒中や心臓病にもなりかねません。
定期的な測定と早めの治療を行いましょう。
高血圧の原因とは?
高血圧の原因は、主に本態性高血圧と二次性高血圧の2つに分類することができます。
本態性高血圧
本態性高血圧は主に原因はよくわからないとされています。ただし原因としては、遺伝子的な問題や体質、生活習慣が大きく関わっているとされています。
遺伝子的な原因としては、両親のどちらかが高血圧の場合、その遺伝子を子どもも引き継ぐ可能性があります。
生活習慣の関りによる高血圧は、塩分の過剰摂取によって血液中の水分やナトリウムも過剰にまります。それによって体液が増加し、血管への圧力が強くなり高血圧になるのです。
さらには血中コレステロールや中性脂肪が増えることによって、血がドロドロになってしまいます。そうすると余分なコレステロールが血管壁にへばりついてしまい、血管壁が硬くなってしまいます。
血管壁が硬くなってしまうと、動脈硬化となってしまいます。
動脈硬化が起こってしまうと、脳に血液を送る力が落ちてしまい、カラダが酸欠にならないようにと血圧を上昇させることでカラダを維持しようとするのです。
さらに肥満による高血圧も問題です。
肥満は高インスリン血症という状態を引き起こし、腎尿細管へナトリウムをため込むようにとカラダが反応します。
するとカラダにナトリウム量が増えるので、そのナトリウムを薄めようとして体内の水分量を増やすのです。
その結果、血糖値は下がりますが体液が増えることで血管への圧力が増えて高血圧になってしまうのです。
二次性高血圧
もう一つは、二次性高血圧と呼ばれるものです。
二次性高血圧は、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、様々な疾患や薬の副作用といった原因が明らかな高血圧です。
10人に1人は二次性高血圧といわれているのですが、きちんと診断されている人は極めて少ないとされています。
高血圧で二次性高血圧といわれる前に、本態性高血圧として診断されてしまうのが現状のようです。
しかし二次性高血圧は原因となる疾患を治療していくことで高血圧が改善されていきますので、自己判断せずにしっかりと診断を受けるようにし、治療することが大切です。
血圧が下がらない人には高麗人参がいい
高血圧を改善していくためには、食事療法や運動療法、薬の投与があります。
しかし食生活を変えることや、運動習慣をつけるといった生活習慣を変えるということは思っている以上に難しいものです。
また、薬の服用も副作用が心配です。
そこで高血圧の治療に大活躍してくれるのが滋養強壮効果でおなじみの高麗人参です。
高麗人参にはサポニンと呼ばれる有効成分があります。サポニンは豆類や植物の根や茎などにも含まれている栄養分ですが、高麗人参にはそのサポニン群が40種類以上も含まれていて、それを有効成分ジンセノサイドと呼ばれています。
ジンセノサイドは内分泌系、免疫系、代謝系に影響を及ぼしてカラダを調整する機能にたくさんの嬉しい効果を発揮するといわれています。
ジンセノサイドは、血管を拡張して血流をよくしてくれる働きがあるといわれています。血行がよくなると、血管への圧力も少なくなるので血圧が下がることが期待できます。
また、糖質代謝を助ける働きもあるといわれています。血液中の余計な脂質や糖質を貯めるのを防ぎ、中性脂肪やコレステロールを減らしてくれる成分なのです。
そのため高血圧の中でも動脈硬化の高血圧には特に注目されています。
まとめ
高血圧の人はまず食生活や運動習慣を見直すことが大切です。
しかしなかなか血圧が下がらないという人は、高麗人参を摂取することによってさらに高血圧改善が期待できます。
サプリメントや漢方で簡単に摂取することができるので一度試してみてくださいね。