高血圧には足裏ストレッチが効く?!その効果とは?
健康にために運動を推奨され、筋肉トレーニングやストレッチに興味のある方は年齢と共に増えてきているのではないでしょうか。
そんな時、筋肉トレーニングと聞いて思い浮かべるのスクワットやダンベル運動のようなハードなトレーニングだったりするのではないでしょうか?
さらにストレッチと聞くと開脚や長座体前屈など学校の体育の前にやるようなストレッチを思い浮かべる方は多いと思います。
もちろん全身の筋力をストレッチしたりトレーニングすることは大切です。
しかし全身運動となると取り組むまでに時間がかかってしまったりする方も多いかと思います。
そんな方にぜひおすすめなのは足裏ストレッチです。
実は足裏をしっかりストレッチして鍛えてあげるだけでも健康なカラダになれると言われています。その驚きの効果をご紹介します。
なぜ足裏を鍛えるのか?
足の裏は私たちが地面を踏み立ち上がる際に最も重要なカラダの一部でもありますね。
足の裏は身体の基盤となり、ケガや痛みなどの不調からも守ってくれる働きがあるともいわれています。
革靴を履いて通勤するサラリーマンやヒールを履いてお出掛けをする女性などは特に足裏にある筋肉群である足底筋が硬くなっている可能性があります。
これは要注意です。
実は足の裏に刺激を与えると脳の活性化や内臓の活性化につながります。
カラダを動かすときに指令を送っているのは脳です。足の指を開いてみたり閉じてみたり、左右前後に動かすなどといった動作もカラダを動かすために脳が指示を出しています。
足の指を動かすという動作を行うだけでも五感が優れ、脳の活性化につながり健康維持につながります。
さらには足の裏を刺激することにより、全身の様々なところに反射投影されます。
こういった足裏の反射投影は、反射区と呼ばれています。
足つぼと似ていますが少し違います。足つぼは“点”を刺激して気の巡りを整え、全身のバランスを調整してくれるのに対し、反射区は“面”を刺激して、臓器などのピンポイントを刺激してくれるのです。
反射区の対象の部位は左右対称に存在し、カラダの一番端でもある足の裏からでも内臓や頭まで刺激を与え、東洋医学やさまざまな研究でも内臓と足の裏は非常に関係があると証明されているのです。
そんな足裏を柔らかく、そして筋力をつけてあげることにより健康なカラダへと導いてくれるのです。
ご自身の足の裏は大丈夫ですか?
普段あまり意識することはないかもしれない足の裏ですが、非常に重要なカラダの一部です。ここでご自身の足の裏は健康な状態かチェックしてみましょう。
触ってみる
まずはご自身の足の裏を見てみましょう。
土踏まずはどの程度ありますか?
土踏まずがないと疲労がたまりやすくなります。
さらには魚の目やタコなどはできていないかも確認しましょう。さらに触ってみることによって温度や感覚を確かめましょう。
握りこぶしなどで叩いてみるのもいいでしょう。
硬さや感覚を確かめて、鈍いと感じたらすぐにトレーニングやストレッチを始めることが重要です。
動かす
指の1本1本が独立して動くことができるということも大切です。
さてみなさんは足の感覚だけで動かすことはできますか?
足の指をしっかりと使えないときは、指や足の裏の筋肉が固固まってしまっている可能性があります。
まずは手を使ってで構いませんので、指を前後左右に動かしてみましょう。
指や足の裏全体をねじるように動かすことも効果的です。
しっかりと足裏全体を動かして柔らかい状態にしておきましょう。
高血圧の方必見!足裏ストレッチとは?
国民病ともいわれ、年々増加傾向にあるのが高血圧です。
年齢があがるにつれて高血圧になる人は増えるし、周りにも高血圧の人がたくさんいるから大丈夫だろうだなんて思ってはいませんか?
たくさんいるから大丈夫とは安心してはいけません。
高血圧はサイレントキラーとも呼ばれそのままにしておくと心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患にもなりかねない、大変危険な症状です。
そのためきちんとした治療が大切なのです。
薬などに頼らず、改善していきたいと思った時にはまずは生活習慣を改めていくことが大切です。
塩分を取り過ぎないようにすることや嗜好品を控えるなどといった食事管理、適度な運動をすることでも高血圧の症状は改善されると言われています。
普段の生活習慣を変えることは難しいのですが、運動習慣をつける一環として誰でも簡単に取り組める足裏のストレッチをご紹介します。
足裏ストレッチの方法
心臓の働きによって血液を全身に送り出していますが、実はその心臓の働きを全身の筋肉も助けているのです。
筋肉は、収縮したり拡張させたりすることによって、血管のポンプのような役割をはたしていて、全身に血液を送りやすくしています。
そのため、筋肉が凝り固まった状態になってしまうと、血管のポンプの働きも弱くなってしまうので心臓への負担が増してしまいます。
心臓への負担が強くなると血流も悪くなってしまうので、高血圧へとつながります。
そのため、筋肉と血圧は関係していないようでも実は密接に関係しているといえるので、高血圧改善のためにストレッチをして筋肉を柔らかくしてあげることはとても大切です。
ハードなトレーニングや柔軟は難しくて続けられなそう…そんな方は足裏のストレッチから始めましょう。身体の末端にある足の裏や指を鍛えることにより、心臓へと血液を返す力も活発になり高血圧の改善や予防にも効果的なストレッチです。
足指のグーパー体操
足の指でギュッと握るように力を入れ、そのあとにパーっとできる限り大きく足の指を開いていきましょう。この動作を10回程度繰り返し行います。
または足の指を使ってじゃんけんをするように、グー・チョキ・パーの動きを行ってみるのもいいですね。
足の指をしっかり動かすことによって足の裏の筋肉の発達にもつながり、柔軟性と筋力が付きます。
かかと上げ体操
背伸びをするようにグーっとかかとを高く上げます。
かかとをしっかりと高くすることで足の裏がしっかりとストレッチすることができます。
そしてストンとかかとを下ろします。
かかとを下ろすときには骨に刺激が伝わるように行いましょう。
骨に刺激を与えることで動脈硬化の予防か改善にも効果があるともいわれています。
さらにこのかかと上げ体操は、しっかりと背伸びをしておろすという動作を繰り返し行うだけでふくらはぎのトレーニングにもなります。
ふくらはぎは第二の心臓ともいわれている、血流をよくするポンプの働きがあります。
足裏をしっかりストレッチさせてあげながらふくらはぎにも刺激を与え、全身の毛細血管に刺激を与えることができ、高血圧改善にもつながります。
つま先伸ばし体操
長座の形で座ります。
そのまま膝を伸ばした状態で、つま先を伸ばしたり、かかとを出したりといった動きを繰り返し行います。
先ほどのかかと上げ体操と同じように、足裏とふくらはぎを同時に使うことができます。10回~20回を目標に取り組んでみましょう。
さらに高麗人参を摂取して高血圧を撃退!
運動すると効果があるのと同時にカラダに疲労も溜まりやすく感じるかもしれません。そんな時には高麗人参がおすすめです。
高麗人参は滋養強壮としてもおなじみですね。
高麗人参には疲労回復にも効果的と言われています。
肝機能や腎機能を高めることにより、排せつを促すことによって疲れが取れるといわれています。
さらに末梢血管を拡張して新陳代謝を促進するともいわれ、弱ったカラダをを改善、さらには強化してくれるともいわれています。
高麗人参は血圧を調整してくれる作用もあります。
医薬品とは違い、副作用もほとんどないと言われているので運動習慣をつけ、さらには高麗人参を上手に取り入れて高血圧を改善していきましょう。