あなたは大丈夫?血圧を正常にする食生活とは?
私たちが生きていくためには食事はとても大切です。
さらに“健康に”という言葉をつけたすと、食べるだけではなく、栄養もしっかりと摂れるバランスの良い食生活を送ることが非常に重要です。
食生活の変化による疾患とは?
昔の日本はお米を食べ、季節ごとに“旬”の野菜やお魚を食べ、一汁三菜ともいわれる和食を日常的に食べていました。
しかし戦後、海外との流通が始まってから食生活も次第に変わっていきました。お米を食べるのが当たり前だった日本人がパンを食べるようになり、魚よりも肉を多く食べるようにもなってきました。
季節のもの“旬”といわれる野菜たちも、様々な技術の発展により、多くの野菜は年中いつでも栽培され食べれるようにもなったのです。
また、家庭でも共働きの世帯が増え、それに伴い食事も簡易的に作れるものや外食で済ませることも増えてきているのです。
昔は野菜や魚、お米をバランスよく食べていた日本人の食生活が欧米化することによって体型やカラダにも大きく変化が表れています。
食生活の変化に伴い、日本人の死亡の原因なども変化がみられるようになりました。
昔は結核や肺炎、腸炎などの感染症が多くを占めていましたが医療の進歩にや生活環境の変化により感染症は次第に少なくなっていきました。
しかし昭和30年代後半あたりから、食生活の欧米化により、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も多くみられるようになってきたのです。
食生活を見直そう
疾患の中でも食事と大きく関わり、年々増加傾向にあるのは高血圧です。
現在、日本では3人に1人は高血圧と診断され、国民病と呼ばれるほどに高血圧の方は増えているのです。
最近の日本人の食事は塩分を過剰に取り過ぎているともいわれています。日本人の理想とする一日の食塩の量は6g未満といわれている中、現在は平均して12~15gも取っているという調査結果があります。
塩分を取り過ぎると、血液中の塩分濃度が高くなってしまいます。
そうすると体の中で濃度を調整するために体中の水分が血液中に集まるのです。
そして血液の量が増え、心臓への負荷も強くなって血圧の上昇へとつながります。
高血圧にならないためにもまずは食生活から変えていくように心がけが大切です。
高血圧撃退!食生活を改善するポイント
これまで慣れてきた生活習慣を変えるのは非常に大切です。
しかし少しずつでも食生活の見直しをし、実行していくことでも高血圧を改善することができます。
塩分を減らす
1.コンビニや外食を控え、自炊を心掛けましょう。
2.漬物や加工品は控えましょう。
3.汁物は控えめに。汁物は汁よりも具材を多くし、1日に一杯までにしてみましょう。
4.麺類を食べた際にはスープは全部飲まずに残すようにしましょう。
5.醤油などの調味料を控え、薄味を心掛けましょう。味気がなくて寂しいと感じるときにはショウガやニンニク、ワサビなどの香味野菜を使いましょう。また、酢やレモンなどで酸味をつけてみましょう。
カリウムを補う
カリウムは腎臓から余分な塩分を排出してくれるという働きがあり、野菜や海藻、くだものやイモ類に多く含まれています。
普段の食事の中ですべてを摂取することは難しいかもしれませんが、なるべくカリウムを多く含む食材を摂取するように心がけていきましょう。
ただし腎臓病の方は、カリウムを取り過ぎて悪化してしまう可能性があるともいわれているので必ず医師に確認するようにしましょう。
マグネシウムを補う
マグネシウムは、カリウムの腎臓から余分な塩分を排出する働きをさらに助けるという働きをします。
マグネシウムは海藻や豆、ナッツ類に多く含まれています。サラダなどに豆類を合わせてみたり、お菓子の代わりにナッツ類を食べるなど無理せず手ごろに摂取できるように心がけていきましょう。
アルコールは控える
ストレスも多く、仕事終わりのビールは最高!そんな方も多いかもしれません。
しかしアルコール類も摂取し過ぎると高血圧になってしまう可能性があります。
全く飲んではダメということではなく、一日にビールは中瓶1本程度、日本酒の場合は1合程度までを目安としてみましょう。
高血圧と高麗人参
そんな国民病、現代病ともいわれている高血圧ですが、実はそんな高血圧には高麗人参がいいといわれています。
高麗人参は、オタネニンジンとも呼ばれる多年草です。
高麗人参は、血液の循環を促進し、血栓を防ぐ効果もあるといわれていることから高血圧にいいといわれています。
日本では、滋養強壮成分のサポニンを多く含んでいることからサプリメントや漢方薬などとして一般的に知られていますが、漢方のみならず普通に調理して食べることも可能なのです。
高麗人参の種類と調理法
高麗人参は 加工法によって“紅参”(こうじん)と“白参”(はくじん)に分けられます。これは乾燥法や年月によって変わります。
“紅参”は栽培年数は約6年で、皮ごと蒸して乾燥させます。高麗人参の主成分は人参本体よりも皮や根の部分に多く含まれています。これを蒸していくことで段々と赤い色になってきます。
高麗人参の主成分でもあるサポニンの種類や量も増え、蒸しているということで消化吸収にも大変優れています。
“白参”は栽培年数が3~4年で、皮を剥いでそのまま乾燥させます。
皮を剥いでいるために、サポニンは少し少なくなりますが糖質があります。
これらは水分がほとんどないので保存性にも優れています。
しかし実は高麗人参はそのまま調理して食べることも可能だということをご存知でしたか?
掘り出されたそのままの高麗人参は、“水参”(すいじん)と呼ばれています。
この水参と呼ばれる高麗人参は、高麗人参の原産国である韓国では薬膳料理として様々な調理をほどこされています。
中でも簡単で有名なのは、“サムゲタン”です。
食べたことはなくても、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
サムゲタンは、ひな鶏のお腹の中にもち米を詰めて、さらにナツメやニンニク、銀杏や高麗人参を入れて煮込んだものです。
サムゲタンに使われる高麗人参の多くは、生育1~2年くらいの若いもので比較的手ごろな価格で購入できるのだそうです。
また、若めの高麗人参は味のクセも強くなく、このように煮込んであげると食べやすいそうです。
メニューとしてはボリュームもある上に、煮込んだスープも薬膳スープとして栄養価が高く飲めます。
その他にも、天ぷらやスープやカレーに入れて食べてみたり、少しクセを感じて食べにくい場合にはすりおろして料理の一部に使うこともできます。
高麗人参の栄養を摂取するのはサプリがおすすめ
滋養強壮にも効果が高く、カラダに嬉しい高麗人参が調理して食べられるということもわかりましたが、調理ができる生の高麗人参は簡単に手に入りません。
そこでやはりおすすめなのは漢方薬やサプリメントです。
栄養価の高い高麗人参の成分がぎゅっと詰まったサプリは、調理の手間もかけることなく簡単に取り入れることができます。
また独特のクセも比較的抑えた商品が多く摂取しやすく、そしてサプリメントになっていると持ち運びもできます。
高麗人参は病気を治すというよりも、病気に負けないカラダをつくるのに大きな役割を果たしてくれます。
そのため一時的に治療目的で摂取するよりも、継続して摂取していくことが大切です。
手軽で続けやすく摂取していくためにもサプリメントなどで高麗人参を取り入れて、カラダをしっかりと改善していきましょう。
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